どんなハーブ?
ローズヒップはバラ科の実のことで、ハーブティーやアロマオイルなどに使われます。別名の「ドッグローズ」はラテン語で「犬のバラ」を意味する名前が付けられ、英語でもドッグローズと呼ばれるようになりました。
ジャーマンカモミールと並んで非常に親しまれているハーブの1つです。ハイビスカスとのブレンドティは有名です。
学名:Rosa canina
原産国:チリ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:実部
どんな風味?
ローズヒップはバラが咲いた後に、緑色だった丸い果実が橙色から濃い赤色に熟すると収穫され、乾燥したローズヒップを熱湯で煎じてお茶として飲むローズヒップティーは、爽やかな甘味とほのかな酸味が人気ですね。
また若干ドライトマトのような香りがします。砕いて飲まない場合は5分から10分程度抽出した方がいいでしょう。ほのかな酸味がトマトピューレのような味わいを感じさせ、あたかもミネストローネの様な風味になります。
おすすめブレンド
ティーパックに入れずにそのままカップにローズヒップをいれてお湯を注いで飲んだら最後にそのままローズヒップも食べることができます。柔らかくなったローズヒップをスプーンの背などでつぶすと、かなり味も色も出るのでぜひお試しください。
ブレンドとしてはハイビスカスとの組み合わせはポピュラーです。またネトルのようなミネラル成分の多いハーブと一緒にローズヒップを加えると昆布茶のような風味になります。ぜひお試しください。その他のブレンドでは、カモミール、ローズ、オレンジピール、ジャスミン、レモンバームブレンドなどがおすすめ。
こんな使い方もありますよ!
ローズヒップは水溶性食物繊維が含まれ、飲んだ後の果実の部分には不溶性食物繊維が含まれているため食べることをお勧め。食物繊維の不足気味の方には、ヨーグルトに入れたり、ハチミツをかけて食べるとよりおすすめです。
飲んだ後の残りを使ってジャムを作ってみませんか?
意外とおいしいジャムが作れますよ!またゼラチンとシロップを混ぜるだけで、簡単にゼリーも作れます。ぜひお試しください。
世の中にはローズヒップのパウダーとドライトマトのパウダーを組み合わせた「うま味唐辛子」が売られていたり、カレーにローズヒップのパウダーを加えるとコクが増すとか、煮込みハンバークなどの肉料理にローズヒップパウダーをくわえると相性も良く、美味しい深みが出てくる、ペースト状にしてパンやケーキの生地やクッキーに混ぜて焼いてもうま味がでて美味しい、などなど、様々な事例をよく耳にします。
北欧では「風邪をひいたら飲みなさい」と言われる「ローズヒップスープ」もよく飲まれます。スエーデンではNyponsoppa(ニィーポンソパ)と呼ばれている伝統的な飲み物だ。鍋に水を入れて沸騰させます。ローズヒップを加えてしばらく煮る。ローズヒップが柔らかくなってきたら別の入れ物に入れ替えて、ハンドブレンダーでローズヒップごとつぶし混ぜる。もう一度鍋に戻し砂糖とレモン汁を加え、少し煮詰めたら水で溶かした片栗粉を加えてとろみをつけて完成。
うま味が増したスーブとして冬の定番らしいです。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。