レモンバーベナは、アルゼンチン、チリ、ペルー原産の低木で、属をLoppia(フランスの植物学者で医者であるAugustin Lippiにちなむ)に入れることがあります。種小名のキトリオドラは”レモンの香りのする”という意味です。明るい緑色の葉に触れると、さわやかなレモンの香りが強く漂います。先の曲がった細長い葉を持っています。これが乾燥するとよじれて表面が波打ち、独特の形になります。
アンデス地方のの人々は、レモンバーベナを昔から薬として利用していたといわれています。レモンバーベナの栽培は18世紀ごろにチリから広まり、ヨーロッパに伝わり、ビクトリア時代にはLemon Plantとして知られるようになりました。古くからその花言葉「魔術、魔力」の示す通り不思議な力があると信じられていました。キリストの十字架の下に生え、キリストを助けたとも言われています。
フランスのカフェでは必ずと言ってよいほどメニューに登場するハーブで特に人気のあるハーブティーです。夕食後から就寝までに飲むのに最適です。
学名:Aloysia triphylla
原産国:モロッコ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:葉部
*配送方法に関して
ワンコインハーブについては、2袋までは「スマートレター」で対応できます。3袋はポスパケット、それ以上はゆうパックとなります。
どんな味??
甘さとレモンの爽やかさを持ち合わせた風味に、まろやかな口当たりとさっぱりとした後味。リラックスと消化促進に優れ、強壮効果もあります。また、飲むと口の中がサッパリするので、食後やリラックスしたい時、ティータイムなど幅広い場面でお勧めのハーブですね。香りはレモングラス、レモンバームよりも甘く、かつレモンそのもののような爽やかさも併せ持ちます。やや緑がかった黄色のレモンバーベナのハーブティーはレモンに似た香りで、酸味の中にかすかな甘みがあります。
同じレモンの香りでも、レモングラスがシャキッとリフレッシュする感じなのに対して、レモンバーベナはリラックス感が強い点が違いです。カモミールなどのようにほっとするハーブティーです。食後やリラックスしたいときなどにもってこいなハーブティーです。またミント類と相性がよく、ホットでもアイスでもおいしく飲めます。リンデンやローズレッドなどとの組み合わせも人気があります。
こんな使い方もありますよ!
ハーブティ以外では、ケーキや飲み物に香りを付け、ポプリ、浴湯料、香粧料にします。乾燥させた葉は、長く香りが持続するので、ポプリやリース材料などに最適です。かつては、食事の際に指を洗うフィンガーボールの香りづけに使われました。たとえば冷たい水差しにレモンを入れる代わりにレモンバーベナを浮かべて香りを加える、といった使いかたもおしゃれですね。