どんなハーブ?
ペパーミントといえば、紅茶やカクテルなどの飲み物やシャーベット、アイスやゼリーなどの夏のデザート、ガムやキャンディー、クッキーなどのお菓子、そして料理にも利用され、エスニック料理にはかかせないハーブのひとつです。
ペパーミントはウォーターミントとスペアミントが交配して生まれた栽培種と言われています。別名を西洋ハッカと呼ぶように、日本人にはハッカの香りのイメージが強いハーブです。
古代ローマでは、ハーブ・バスとして利用したり、また古代ヘブライ人が部屋いっぱいに清涼感のある芳香を広げるために、床に敷きつめたミントの葉を踏みくだいたとも、伝えられています。その他、新約聖書の中にもミントに関する記述があります。ギリシア神話ではペルセポネの怒りを買った妖精メンタが地面に踏みつけられ一本のハーブとなって蘇ったのがミントであるとされるほど、生命力が強く、どんどん伸びていくハーブです。
学名:Mentha piperita
原産国:アメリカ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:葉部
どんな風味?
ミントは種類自体もたくさんありますが、同種類でも栽培地域、風土、気候によって風味が大きく変わってきます。それと、ドライハーブとフレッシュハーブでも大きく違いが出てきます。
お茶としての香りはミントの香りを使った様々な商品に比べると、鼻にツンと来るような人工的なキツイ刺激は無く、自然で清涼感のある香りです。そして味は余りなく穏やかです。ガムや歯磨き粉の様に強い甘みや強烈な刺激はありません。 しかしミント特有のメントールはしっかりとあり、お茶を口に含むと口の中がスーッとします。
おすすめブレンド味が物足りないという方は、砂糖、ステビア、蜂蜜などで甘みを足してみてください。 ミント(主にドライハーブ)はブレンドティーの香り付けとしてよく使用されます。味はほとんど変わらずにメントールの感覚とミントの香りがブレンドに活かされます。
おすすめはレモングラス、レモンバーム、レモンバーベナ(それらにオレンジやレモンのピールを併せたもの)といったハーブとの相性はとても良く、ハーブレモンティーに爽やかさが増します。その他、リンデンフラワー、ラベンダー、ローズなど、ブレンドの仕方にもよりますが様々な良い組み合わせが出来ます。
こんな使い方もありますよ!
イギリスの家庭料理では、一枝のミントを鍋に入れてジャガイモやグリンピースを茹でたり、フルーツサラダに加えたり、肉の臭みを取り除くため、刻んで少量の砂糖と酢を合わせたソースをラム肉のローストの風味づけに使うのが定番です
ペパーミントのさわやかな香りは、他のハーブとも相性がよいので、アップルジュースやミルクなどとブレンドすると、ひと味違うアクセントを加えることができます。葉は、生でもドライでもハーブティーや科理、お菓子の香りづけに利用できます。
夏は少し濃く抽出したペパーミントティーを冷まし、それをタオルに含ませ、おしぼりのようにして冷凍庫で凍らせておき、お散歩の際に保冷バックに入れて持ち歩くとかなり重宝しますよ。お散歩の時や海や山への行楽、乗り物にもOK!車でお出掛けの際にも常備してみてくださいね
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。