地中海地方が原産ですが、貴重な植物としてアラブの商人がヨーロッパにもたらしました。
別名「メリッサ」ともいわれ、鎮静効果に優れています。ヨーロッパでは長寿のハーブといわれています。シソ科ですが葉をこするとレモンの香りがします。紀元前から栽培されていたという記録が残っているほど、歴史あるハーブです。
学名のMelissaの由来はハチを意味するギリシャ語です。以前は蜜源植物として利用され、17世紀にはハチを巣箱に集めるためにこの葉を巣箱にこすりつけていたそうです。
葉はレモンに似た芳香がありますが、レモン香はレモンバーベナよりやさしく、消化促進とリラックス効果があるため、食後のハーブティーとしてもおすすめです。
学名:Melissa officinalis
原産国:ポーランド
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:葉部
鎮静効果抜群のレモンバームは、中枢神経に作用し不安や気分の落込みを改善し、ヒステリーなどの症状を防止してくれます。心を穏やかにし、明るく前向きな感情を与えてくれますので「元気になるハーブ」ともいわれています。ロスマリン酸というポリフェノールが含まれており、アレルギー疾患や花粉症等の症状を緩和したり、抗酸化作用で老化を防止するといわれています。
熱を伴う風邪の時は、ホットティーを熱いうちに飲むと効果的です。発汗を促して症状を緩和してくれます。また鎮痙作用から、精神的な理由からくるおなかの痛み、おなかの張りや、消化不良などの胃腸のトラブルにも高い効果を発揮します。
料理にもよく用いられ、細かく刻んで鷹の爪とニンニクをあわせてオリーブオイルでさっといためるとおいしいパスタソースができあがります。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
どんな味?? ミントのスッとした感覚が僅かにあり、サッパリとしたレモンティーといった感じのおとなしい風味。
レモンをやさしくしたような香りとかすかにミントの香りがあわさってすっきり爽やかなハーブティです。味はそれ程特長がなく飲みやすいハーブティです。ミント系やレモン系なら、どのハーブと組み合わせてもOKです。おススメはレモンの香りのするレモングラスやレモンバーベナなどとブレンドしたり、ペパーミント等の味の強いハーブとブレンドするといいでしょう。
こんな使い方もありますよ!
レモンバームを料理に使えば、軽いレモン風味をつけることができるので、サラダやスープ、肉料理など、幅広く使うことができます。 カクテルなどに浮かべても、さわやかな風味が生きます。
比較的簡単に育てられるので、一鉢おうちで育てておくと、ちょっとしたお料理のアクセントに役立ちますよ。バスハーブとしてもおススメです。小さなお子さんの夜泣き防止にお風呂に入れてあげると落ち着くようです。お試しください。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで
メールにてお問合せ下さい。
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